鏡餅の意味は?飾る時期はいつからいつまで?鏡開きのやり方は?

鏡餅の意味は?飾る時期はいつからいつまで?

12月になるとスーパーなどで大小様々な鏡餅が売られていますよね。最近では100均でも見かけられますが、どこにどうやって飾ったら良いのか正確な知識をご存知ですか?

そもそも正しく飾る場所や飾り方ってあるのでしょうか?飾り終わったお餅はどうやって食べたら良いのでしょうか?

縁起物の鏡餅ですから、意味をしっかり確認して、理解したうえで飾りたいですね。

目次

鏡餅の意味は?

鏡餅とは本来、高い山から降りてきて家々に1年の実りや幸福をもたらす、新年の神様である年神様(としがみさま)へのお供え物という意味を持っています。

言い伝えでは、お正月に家にやってきた年神様を、鏡餅を飾ってお迎えするとされています。そして、年神様は鏡餅に宿ると言われ、飾ったお餅を1月11日に鏡開きをしてお餅を頂くことで、年神様の魂(生命力)を分けて頂くという意味があるんですね。

鏡餅の丸い形は「円満」を、2つ重ねるのは「かさねがさね」を表し、「円満に年を重ねる」ということを表しています。

 

鏡餅はどこに飾るの?

一般的には昔から床の間や玄関・神棚・仏壇に飾ることが多かったです。

ただし、現代の住宅では床の間や神棚などが無い家も多く、昔ながらの飾り場所に飾るのは難しいと思います。ですので現代においては、その家庭にとって1番大切な所に飾れば良いのではないでしょうか。

リビングのTVボードの上やキッチンカウンターの上など、周りを片付けて飾れば良いのです。受験生のいる家庭では、小さな鏡餅を子供部屋に飾るのも良いですね。

 

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鏡餅を飾る時期はいつからいつまで?

鏡餅を飾るのは早くても良いと言われていますが、12月28日が最適と言われることが多いです。理由は、「八」が末広がりで縁起の良い数字とされているからです。

同様の意味で、12月29日は「九」が苦しむにつながるため避けるべきだとされることが多く、12月31日も一夜飾りと言われ、葬儀の飾りを連想させるなどと言われるため避けるべきとされています。

松の内を開ける1月7日には、松飾りなどのお正月飾りと一緒に下げて、1月11日に鏡開きをするのが一般的です。

 

鏡餅の飾り方は?

スーパー等で購入出来る鏡餅の中でも大きなサイズのものは、箱の中に飾り方の説明や一緒に飾るものが入っているので、説明通りに飾ればOKです。

ですが、小さなサイズや和菓子屋さんで売っている昔ながらの生の鏡餅には、一緒に飾るものは入っていません。地域によって多少内容が違うかもしれませんが、オーソドックスな飾り方をご紹介します。

 

飾り方としては、

  • 半紙を敷いた三方(三方向の側面に穴のある四角形の台)に裏白(うらじろ)を乗せる
  • その上に鏡餅を乗せ、餅の上に橙(だいだい)またはミカンを乗せる(※裏白は白っぽい面を上にする)

これでOKです。地域により昆布、串柿、干しするめを乗せたり、四手(しで)を垂らすところもあります。

小さな鏡餅なら、半紙を三角形に折ったものにお餅を乗せ、その上に年末になると売り出す小さなミカンを乗せて、簡略しても良いのではと思います。

 

鏡開きのやり方

1月11日になったら、下げておいた鏡餅で鏡開きをしてお餅を食べます。

鏡は「円満」を表し、開くは「末広がり」を表します。お餅を刃物で切るのは切腹を連想させるので、手や木槌で食べやすい大きさに割って調理をします。

食べる時は、主にお汁粉や雑煮にするのが一般的。

今は手軽にお餅が食べられるようにプラスチックの容器や、パックの切り餅が入っている鏡餅もたくさんあり、鏡開きも気軽に出来る様になりました。

 

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まとめ

昔からのいわれを押さえつつ、現代風に気軽に飾っても良いのではないでしょうか。三方がなければ、和風の食器などを利用しても大丈夫だと思います。

あれもこれも新たに揃えなければ!と思うと、気持ちも重くなりがちです。気楽に気軽に私流に飾れば良いと思いますよ^^

Happy New Year♪