京都時代祭の歴史と見所は?有料観覧席はある?行列への参加は?

時代祭の平安神宮

京都三大祭といえば、葵祭・祇園祭・時代祭です。

今回は、時代祭に焦点を当てて、 歴史や由来・見所と有料観覧席情報・行列への参加方法 などについてまとめています。

動く時代絵巻とも言われる京都時代祭。
歴史や由来を理解したうえで観覧すると、また違った感動と発見があると思いますよ!

目次

京都時代祭とは?どんな歴史や由来があるお祭りなの?

時代祭は京都三大祭の中でも歴史は浅く、平安遷都1100年を記念して創建された「平安神宮」を奉祝して始まったお祭りです。

東京遷都により京都は衰退に陥ちりました。
このことへの危機感をもった当時の知事が京都を活気づかせるためにはじめたのが平安遷都1100年記念祭り。

そこで平安京を遷都された桓武天皇をお祀する神社として建設されたのが「平安神宮」なのです。

この祭の主役は京都市民。
平安神宮の維持と祭の挙行の維持のために当時できた平安講社という組織により、祭は運営されています。

祭りの行列は、京都の旧学区などで分けた平安講社や京都青年会議所、京都花街組合連合会など多くの団体に加え、学生ボランティアなど約2000人で構成されます。
平安時代から明治時代までの時代列で構成されまさに“動く時代絵巻”なのです。

この時代祭は桓武天皇と孝明天皇が御祭神とされる神事です。
毎年、10月15日から10月23日まで行われています。

 

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京都時代祭の見所は?有料観覧席の申し込みはどうすればいい?

時代祭の見所は、なんと言っても“衣裳”です。
明治時代から延暦時代までを当時の技術や美意識をふんだんに盛り込み再現しています。

女性で唯一馬にまたがる女武者の巴御前のなどの衣裳は手描き友禅や金襴などの京都の伝統技術をみることができます。

また、坂本竜馬織田信長豊臣秀吉紫式部清少納言など多くの歴史上の人物がいますので、時代背景なども分かるとより楽しいです。

分からない場合は、詳細が記載してあるパンフレットも販売していますので、それを片手に眺めるのもいいかもしれませんね。

 

そんな行列を間近で見ることができるのが、“有料観覧席”です。
 京都御苑内、御池通、平安神宮道の三か所に設置 されています。

京都市観光協会やJR京都駅ビル2階にある京都総合観光案内所(京なび)で販売しているほか、全国のローソンチケット、ミニストップ、JTB、近畿日本ツーリスト、他チケットぴあ、セブンイレブン、サークルKサンクスなどでも発券手数料がかかりますが販売しています。

有料観覧席の料金はパンフレット付きで2,050円です。

 

京都時代祭の行列に参加するにはどうすればいいの?

時代祭は京都市民の祭です。
ですので、参加には京都市民であることが必須です。

さらに、平安講社といわれる自治連合会ような組織が持ち回りで担当しているため、京都市民でも、みんなが参加できるものではありません。

しかし、2000名もの大行列ですので、平安講社だけで人数確保は現状は難しいのも事実。
そこで、毎年学生アルバイトを募集しています。
学生アルバイトは、京都大学、同志社大学、立命館大学などの京都の大学に掲示され、大学ごとで役割が決められています。

最近では年々学生アルバイトの参加者も減ってきているとのこと。
平安神宮のホームページで学生アルバイトの募集も公式に掲示されています。

京都近郊で大学生活をしているのでしたら、学生時代の思い出に時代祭に参加してみてはいかがでしょう!?

 

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まとめ

時代祭は京都三大祭の一つ。
平安遷都1100年を記念し、桓武天皇と孝明天皇を御祭神とする平安神宮を創建をお祝いして始まった祭です。

両御祭神に京都の町の繁栄と安泰そして進化をご覧いただく神事です。

10月15日から23日まで行われていますが、22日の時代行列が最も有名です。

明治維新から平安時代の延暦までの8つの時代列があり約2000名で構成されています。
中には、坂本竜馬や織田信長、豊臣秀吉、巴御前、紫式部などの歴史上の人物もいます。

時代考証された衣裳や小物、牛車にいたるまで、可能な限り細部に至るまで、伝統工芸の技を用いて再現されて「時代絵巻」とも言われています。