喪中のお正月の過ごし方 挨拶・初詣・おせち・お年玉・神棚・お供え

喪中の正月の過ごし方

「うちって今年は喪中だけど、年賀状以外で気をつけなきゃいけないことってあるのかな…?」と疑問に思ったことはありませんか?

今回は、「喪中のお正月の過ごし方」で気になる、挨拶・初詣・おせち・お年玉・神棚といった項目についてまとめています。

それぞれの項目ついて、基本的な考え方と共にまとめていますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

目次

喪中のお正月の過ごし方①挨拶

喪中のお正月の過ごし方でまず気になるのが新年の挨拶ではないでしょうか。
「年賀状が駄目なら、新年に誰かにあったらなんて言えばいいんだろう…」と困りますよね。

ここは普通に「今年もよろしくお願いします」でOKなんです。

自分から「おめでとう」を言わなければ、年賀状をいただく分も特に失礼には当たらないのです!
もし年賀状を頂いた方に何か挨拶がしたい場合は、松の内(1月7日)を過ぎてから寒中見舞いを送りましょう。

 

喪中のお正月の過ごし方②初詣

喪中であっても四十九日を過ぎていれば初詣の参拝は問題ないとされています。
ただ神社によっては「喪中の一年間は参拝しないように」としている場合もありますので、参拝したい神社に直接確認するのが無難。

もし参拝が可能な場合でも、故人を悼む気持ちを忘れないように参拝したいものですね。
ちなみに、浄土真宗のお寺やキリスト教の教会などは喪中の概念がないため、喪中であっても訪問してOKです。

 

喪中のお正月の過ごし方③おせち

正月の風物詩「おせち」。
これもなんだかお祝いものに見えるし、喪中に食べていいの?と思う方もいるでしょう。

こちらも初詣同様、四十九日が済んでいれば食べても問題ありません

どうしてもはばかられる…という場合は「お祝いイメージ」が強いため食べ物は入れないというのも良いでしょう。

ただし「お正月用の祝い箸」「お屠蘇」もお祝い色が強いため喪中の場合は控えておいたほうが良さそう。

年越しそばはその年の勤労感謝のために食べるものですからOKです。

 

喪中のお正月の過ごし方④お年玉

お年玉とはもともと、神社が「年神様」にお供えした鏡餅を参拝者に配る神事であったといわれているため、喪中であっても贈ったり受け取ったりできます

ぽち袋の柄でお祝い柄を選ばないようにしておけば、普段の元旦と変わらない過ごし方で問題ありません。

 

喪中のお正月の過ごし方⑤神棚

年明けに神棚の御札や破魔矢を取り替える家もあると思います。
こちらも四十九日を過ぎていれば問題なく行ってもOKですが、お正月期間が四十九日以内に被ってしまっている場合は、御札や破魔矢を予め受け取っておいて、四十九日を過ぎたら取り替えるようにするのがベター。

神棚にしめ飾りをしている場合は取り外し、喪があけてから来年また飾り付けてあげてください。

 

喪中のお正月の過ごし方⑥お供え

お正月を代表するお供え物といえば、各戸の玄関先を彩る門松しめ縄などの正月飾りですよね。
でもこれらのお供え物は、喪中の場合は飾ってはいけません

本来正月飾りはその年の年神様をお迎えするための目印に飾るものなのですが、喪中に年神様を迎えようとするのは失礼に当たるため、飾ってはいけないことになっているのです。

 

まとめ

意外と知らないのが、喪中のお正月の過ごし方です。
近年は家庭によって流儀も違うと言われていますが、基本はキッチリとおさえてしめやかに過ごしたいものですね。