切り干し大根は、美味しいだけでなく優れた栄養素を持っていて、さらにはダイエット効果も期待できるとてもありがたい存在です。
⇒切り干し大根の栄養は?戻し汁はどうする?ダイエット効果はあるの?
そんな切り干し大根、手作りしてみたいと思いませんか?
実は私の実家では、毎年切り干し大根を大量に手作りして親戚やお友達におすそ分けしています。毎回皆さんに大好評をいただいている切り干し大根の作り方をシェアしていきたいと思います。
今回は、切り干し大根の美味しい作り方のポイントについて、切り方から天日干しや部屋干しの期間、保存方法といった点についてまとめています。
手作りなら、添加物や漂白剤などが無添加の切り干し大根を安心して食べられます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
目次
切り干し大根の美味しい作り方
切り干し大根の作り方自体は、全く難しいものではありません。
- 大根を切る
- 切った大根を干す
この二つを行うだけで完成します。
ただし、「美味しい」切り干し大根を作るためには、この単純な作業にちょっとした工夫を加えてあげる必要があります。
その工夫とは、「切る」時に厚切りにするということです。具体的には、厚さを8mmくらいのいちょう切りにしてあげると美味しく仕上がります。
厚く切った方が、歯ごたえがあって美味しいんです。市販されている切り干し大根はとても薄く切られているのですが、その市販品に慣れた方に自家製の厚切り切り干し大根をおすそ分けすると、皆さんから非常に好評をいただけます。
ですので、手作りする際はぜひ「厚切り」にこだわってみてください。
切り干し大根を天日干しする期間は?部屋干しは可能?
厚切りのいちょう切りで大根を切ったら、次は天日干しをしていきます。この天日干しですが、大根を切る時に厚切りにした分、長めの期間を取る必要があります。
具体的には、厚さ8mmのいちょう切りで約1週間くらいの期間が必要です。しっかりと乾燥させることが必要ですので、夜露の湿気を吸い込まないように夜はしっかりと室内に取り込むようにしてください。同様に、雨の日も外に出すのはNGです。
この写真は干したての大根です。まだ瑞々しいのが分かると思います。
続いて、干してから3日後の写真です。干からびてきて、表面が少ししわしわになってきているのが分かると思います。ここからさらに乾燥させていきます。
こちらは干してから6日後の状態です。かなりしわしわになって、一つ一つが小さく縮んできているのが分かると思います。ここまで来るとあと少しですね。
そして、干して8日後。この状態で完成になります。ずいぶん縮んでいるのが分かりますよね。水分が抜けると、厚切りしてもこれくらいまで縮みます。
ちなみに、部屋干しをするのも可能です。要は乾燥していることが大切ですので、部屋の湿度にだけ気を付けていれば部屋干ししても問題ありません。心配ならば除湿器を使用してください。、
切り干し大根の保存方法と保存期間
約1週間かけて切り干し大根を手作りした後は、出来るだけ長期間保存できるように工夫をしてきましょう。
おすすめの保存方法は、袋の中に切り干し大根と一緒に乾燥剤を入れて保存する方法です。こうすると、作った時期にもよりますが長くて半年近く保存することが可能です。
ただし、半年未満であっても梅雨前には食べ切るようにしてください。切り干し大根には湿気は大敵です。日にちが経って湿気を吸ってくると、色も悪くなるし風味や食感も悪くなってしまいます。色がだんだん茶色っぽくなってくるので、そのあたりが保存期間の限界です。その前に食べ切るようにしてください。
ちなみに、市販で売られている切り干し大根の多くは漂白剤が使われているので、色が変わることはありません。手作りならではの判断基準と言えますね。
もし、梅雨の時期を超えて長期間保存したい場合は、冷凍するようにしてください。
切り干し大根を作るのに適した時期は?夏場も可能?
繰り返しになりますが、切り干し大根を作るのに一番重要なポイントは、「乾燥」です。ですので、空気が一番乾燥している晩秋~冬にかけてが、一番適した時期ということになります。
梅雨が近づいてきて、湿気が出てくると作るのは厳しいです。実は、一度4月中旬に作ろうとしてカビを生やしてしまった経験があります^^;
梅雨時期以降は保存も難しくなる時期になりますので、夏場も切り干し大根を作るのは難しいと考えておきましょう。
まとめ
切り干し大根の手作りの方法は、基本的には切って干すだけの単純な作業なんですが、ちょっとした点に気を付けるだけで美味しさが全然違ってきます。
手作りの切り干し大根は本当に美味しいですし、余計なものが加えられてないので安心して食べられますよね。
おすそ分けしても喜ばれますので、ぜひチャレンジしてみてください!!