夏の夜空を彩る天の川。
電灯の明かりが少なかった頃は日本のどこの空でも見ることができたと聞きますが、最近では都会化が進んでいる地域も多く、なかなか見ることが難しくなっていますよね。
しかし、北海道では今でもなお天の川を見られるスポットが数多く残っています。
今回は、北海道で天の川を見る時のおすすめのスポットや時期、方角などについてまとめました。
目次
北海道で天の川が見たい!おすすめスポット5選!
北海道で天の川が見れるおすすめスポットについて、代表的なものを5つほどご紹介します。
定山渓温泉の郊外
北海道旅行には行きたいけど、札幌からあまり離れたところまでは時間の都合上行けない!という方には、札幌市南区にある定山渓温泉の郊外がおすすめです。
定山渓温泉まではバス・車で行くのが基本ですが、天の川観察のためなら車がおすすめ。
定山渓温泉は札幌市にありながら、山林に囲まれたのどかな場所ですので、天の川もはっきりと綺麗に見えます。
支笏湖(千歳市)
札幌からもほど近い支笏湖は、新千歳空港からのアクセスもよく、道外からの観光に適した天の川が見れる場所です。
空港周辺でホテルを取っている場合でも、見に行きやすいです。
屈斜路湖(弟子屈町)
屈斜路湖は、阿寒湖の近くにある湖で、温泉もあるため近隣で宿泊しての観光がおすすめです。
都市部から見に行く場合は、近い宿泊地として北見か釧路だとアクセスしやすいです。
摩周湖(弟子屈町)
摩周湖は、屈斜路湖と同じく弟子屈町にある湖です。昼間は霧が晴れない湖として有名ですが、こちらも夜は天の川が綺麗に見えるスポットです。
こちらも屈斜路湖同様、北見か釧路を拠点にしておくか、現地付近で宿泊施設を検討するといいでしょう。
名寄市
市内に市立天文台をかかえる名寄市は、全域が天の川を見るのに適した地域となっています。
最寄りの都市部は旭川市です。
ここで挙げたおすすめスポットは5つですが、他にも天の川が綺麗に見えるスポットはいくつもあり、主に湖のそばや天文台のあるところが多いです。
観光しにいく先に湖や天文台がある場合は、ぜひ夜間の観光に天の川観察を入れてみてはいかがでしょうか?
天の川が見える時期はいつ頃?
最初に北海道で天の川を見る場合のおすすめスポットを挙げましたが、そもそも天の川が見える時期はだいたいいつごろなのでしょうか。
一般的なイメージだと、天の川は七夕ごろ、7~8月に見れるものだというふうに思っている方が多いのではないでしょうか。
ですが、実は天の川は一年を通して見ることが出来るのです。意外ですよね。
ただし、やはり自然現象ですから観察しやすい時期というのはあります。
それが、一般的に言われている天の川の季節、七夕の頃だというわけなのです。
観察しやすい七夕の時期は7月ではない
七夕の頃に天の川は一番見やすいと言われていますが、この七夕というのは旧暦の七夕です。
旧暦の七夕(7/7)は、現在の暦に直すとだいたい8月8~10日前後に相当します。(年によって日付が異なります)
ですので、最もベストなタイミングで天の川を見たい場合は、8月8~10日前後の時期を狙うようにして下さい。
もっとも、北海道なら1年中天の川が見られるスポットは沢山ありますし、特に夏の北海道は本州に比べて涼しく、過ごしやすいです。
そこまで時期にこだわらずに、夏休みに避暑もかねて天の川観光…というのも良いのではないでしょうか。
天の川が見える方角は?
天の川を見たい!と思っても、見える方角について知っておかないと、現地で混乱してしまいますよね。
私たちの住む日本がある北半球では、天の川、つまり夏の大三角形(こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ)は、東の空で見えることが多いと言われています。
ですので、基本的には天の川観察の際は東の空に着目すると良いということです。
先ほどで挙げた北海道のおすすめ天の川観光スポットは、都会と異なり周辺に明るい光が少ないため、天の川を見つけるのは比較的簡単です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
涼しい夏の北海道なら、夏の天の川観光はとても快適です。期間を長めにとって、いくつかの複数の地域を見て回るのも良いかもしれませんね。