本州よりも遅めの春を体感できる北海道。なかでも函館の五稜郭は、桜の名所としても知られており、見ごろになると毎年多くの人で賑わいます。
五稜郭の桜のベストな見ごろや混雑状況、駐車場の事情はどんな感じなのでしょうか?
せっかく足を運ぶのなら、事前にしっかりと情報収集をしてからの方がいいですよね。五稜郭の桜事情について、詳しく見ていくとしましょう。
目次
五稜郭の桜の見ごろはいつ?
江戸時代末期に函館の郊外に作られた五稜郭は、天守閣こそないものの、土塁・石垣などを備えた立派な城郭です。現在は五稜郭公園として整備され、星形の土塁の周りには約1600本ものソメイヨシノ種の桜が植えられています。
毎年春になるとこの桜を見ようと全国各地から観光客が訪れ、今ではすっかり桜の名所として親しまれるようになりました。
函館地方の桜の開花時期は、例年だいたい5月上旬から中旬くらいまでで、ちょうどゴールデンウィーク期間にあたります。開花の時期がこのタイミングであることも、多くの人を呼んだ要因といえるのではないでしょうか。
五稜郭の花見はライトアップやジンギスカンも!
夜になるとライトアップも行われており、ジンギスカン鍋の貸出しサービスもあるので、今シーズン最後のお花見にもピッタリです。北海道の花見にジンギスカンは定番のアイテムですよ^^
また、近くにある五稜郭タワーから満開の公園を見下ろすと、地上で見るのと違った壮観さがあり、こちらもおすすめの楽しみ方です。
桜の時期の五稜郭の混雑状況
上で触れたように、GWというタイミングもスケールも十分な五稜郭の桜ですから、当然花の盛りの頃は混み合います。
当日の会場も込み合いますが、五稜郭周辺のホテルもかなり込み合っています。
混雑を避けたい場合は、やはり早めのホテル予約が吉。最近では函館はライブ会場や各種イベントもよく行われているため、お花見以外のお客さんもかなり多くなってきています。「札幌ほど混んでないはず」と甘く見ていると、泣きを見るかもしれません…
また、五稜郭周辺にはホテルがそんなに多くありません。押さえやすい函館駅周辺などのホテルに泊まって、五稜郭までは市電を使って徒歩で訪れるというのも賢い選択と言えるでしょう。
ホテルによっては、レンタルサイクルのサービスを行っているところもあるようですよ。
桜の時期の五稜郭の駐車場事情
混雑状況といえば、気になるのが駐車場のことですよね。特に、車やレンタカーで観光予定の方は、駐車場の混雑状況には神経質になると思います。
一年で最もハイシーズンになるこの時期は、徒歩同様、車も混み合います。
五稜郭周辺にはおよそ15箇所超の駐車場がありますが、桜の季節と聞いて車で訪れる道内の観光客も多いため、五稜郭周辺の駐車場を狙うのはなかなか至難の業です。
東京方面からの旅行の場合でおすすめなのは、ホテルの駐車場を利用するパターンです。頼めばチェックアウト後も鍵を預けて駐車場を利用させてくれるホテルもありますから、泊まりたいホテルに事前に確認してみましょう。
前述のレンタルサイクルを利用するか、運良く五稜郭周辺のホテルに宿泊できた場合は、徒歩で向かうのがおすすめです。
レンタカーを利用している場合でも、少し離れた駐車場を利用する覚悟で計画を立てましょう。最悪、数駅分離れたところの駐車場を利用して、市電に乗り換えて五稜郭に向かうことも考えておいた方がいいです。
ちなみに、函館周辺ではこの時期五稜郭以外でも桜が満開を迎えていますから、五稜郭の花見のあと、ちょっと足を伸ばしてドライブに行くのもおすすめですよ。
まとめ
函館の桜観光は、最近ますます人気を増してきています。
五稜郭一面を埋め尽くす桜景色、ぜひ楽しんでくださいね^^