都市ガスに比べて料金が高くなってしまいがちなプロパンガス(LPガス)。それしか使えないという地域もあり、ご利用の家庭にとってはガス代が悩みの種…ということも多いですよね。
「ちょっとでもガス代をなんとかしたい!」と考えている方に向けて、まずは抜本的にガス代を安くする方法を。そして、お風呂・料理の時に使えるガス代の節約術をご紹介していきます。
目次
プロパンガス(LPガス)は都市ガスに比べてガス代が高い!まずは抜本的な見直しを!
毎月の家計にかならず必要となってくる、ガス代。できることなら安いほうがいいに決まっていますよね。常々節約したい!という方も多いと思います。
比較的ガスを多く使うお風呂や料理といった場面でのガスの使い方を工夫することでもガス代の節約は可能ですが、まずは抜本的にガス代そのものを安くする方法をご紹介したいと思います。
現在プロパンガス(LPガス)を利用している家庭が抜本的にガス代を安くするためには、
- 都市ガスに切り替える
- プロパンガス(LPガス)のガス会社を切り替える
という2つの方法が考えられます。
プロパンガス(LPガス)を都市ガスに切り替える!
まず、お住まいのエリアが都市ガスの供給エリアであるならば、プロパンガス(LPガス)から都市ガスに切り替えることをおすすめします!なぜなら、都市ガスとプロパンガスでは、圧倒的に都市ガスのほうがガス料金が安くなるからです。
プロパンガスは、都市ガスに比べるとガス缶を交換するための輸送費や人件費などがかかるため、ガス代金そのものがそもそも高めに設定されています。
プロパンガス⇒都市ガスという切り替えにはガス管の工事が伴い、自宅の敷地内の工事に関しては費用を負担する必要がありますが、その費用分を差し引いても長期的な使用を考えれば圧倒的に都市ガスの方がお得な料金設定となっています。
また、都市ガスは料金が一律なのに対して、プロパンガスは小売りの自由化がすでになされていて、実はガスの値段を業者が自由に決めることができるんです。自由化されているという良心的な価格の事業者もあれば、都市ガスの倍以上の値段をふっかけるということもできるということなんです。
ですので、もしご自宅のエリアが都市ガス対応のエリアならば、プロパンガスを都市ガスに切り替えることでガス料金はかなり節約することができます。
ご自宅が都市ガス対応エリアかどうかは、日本ガス協会のHPからご自身の市区町村を担当しているガス会社が分かるので、そちらに直接問い合わせることで切り替えが可能かどうかが分かります。
ちなみに、プロパンガス(LPガス)はすでに自由化済みですが、2017年には都市ガスの自由化も行われる予定になっていますので、新規参入事業者によってさらに安くなっていくことが予想されます。
一方で、地域によってはガス管が通っていないために都市ガスが利用できない場合もあります。その場合は、プロパンガスのガス会社切り替えを検討しましょう。
プロパンガス(LPガス)の業者を切り替える!
先ほど少しだけ触れましたが、実はプロパンガス(LPガス)の小売り自由化は行われているんです。しかし、プロパンガスを使用している方で、そのことを知っている方は実はかなりの少数派。ほとんどの方が、ガス会社は切り替えられるということを知らないのが現状です。
知らないがゆえに高額なガス代を設定しても消費者は使い続けてくれるという状況があるため、プロパンガス会社間で価格競争がほとんど起こらず、料金が高止まりしているという現状があります。
ただし、中には優良な料金でプロパンガス(LPガス)を供給してくれるガス会社もいるため、そういった会社を見つけて切り替えをすることで、都市ガスに変更ができなくとも、かなりの額の節約が可能となります。
プロパンガス会社を切り替えることでどれくらい安くなるのか、どんなガス会社と契約することが可能なのかは、こちらの無料一括見積もりサイトを理由することで簡単にわかります。
入力する際には現在の使用量や料金の入力が必要なので、それらが分かる検針票や請求書を用意しておきましょう。
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お風呂でできるガス代節約術
ガス会社の切り替えによってガス料金そのものを下げることに成功したら、今度はガスの使用量を減らすことでガス代節約を図りましょう。
まず、普段の生活でガスをもっとも使っている主な用途は「お風呂」です。4人家族で毎日お風呂…となると、お値段もそれなりに張っているのではないでしょうか?
とりわけプロパンガスの場合、お風呂に占める使用率の割合は相当高くなります。
ですので、以下の点に注意して、お風呂のガス代節約を心がけましょう。
設定温度を低めにする
まず一つは、設定温度を低めにすること。特に冬場は、お風呂の設定温度が高いとあたためるためにそれだけガスを使うことになります。
ただし、設定温度を低めにする分、湯船のお湯が冷めないようにする工夫も必要です。
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お風呂の時間を決める
温度そのものを低めに設定し、保温効果を高める工夫とは別に行いたいのが、こちらの工夫です。お風呂に入る時間を家族でまとめてしまうことで、追い焚きをなるべく使わずに済みます!
家族が多い場合、お風呂をみんなバラバラに入ってしまうと、そのつど風呂を温めるため追い焚きが必要になり、ガス代がかさんでしまいます。お風呂の時間を決めておき、前の人が上がり次第順次入ることで不要な追い焚き回数を減らすことができます。
料理の時に気を付けたいガス代節約術
お風呂の次にガスを使うことが多いのが、料理の時です。
料理の時の使用ガス量も、気をつけることで減らすことは可能です。料理の時のガス量に気をつける方法を、ここでは2つほどご紹介したいと思います。
煮炊きするときにフタをする癖をつける
中の様子を見ていなければいけない料理を除き、何分か火にかけていなければいけない場合は、フタをするようにしましょう。フタをすることで、中の熱が余計に逃げていくことがなくなり、より短い時間で調理が完了します。
そうすると、結果的にガスを使う時間が短くて済むことになります。圧力鍋などの時間短縮ができる鍋を使うのも賢い方法ですね。
ガスコンロは同じ台を使う
通常、ガス台には2つ~3つのコンロがあると思いますが、料理の際に1つのコンロしか使わないようにすれば、2つ目のコンロをゼロから必要な温度まで温める分のガス代が節約できます。
上記の、より短い時間での調理という観点からは矛盾しますが、効果的な方法です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
現在プロパンガスを使用して高いガス代を払っている方は、ガス料金そのものの単価を下げるためのガス会社の切り替えと、ガスの使用量を減らす節約術を組み合わせることで、かなりの料金を節約できるようになりますよ^^