今は鏡餅もパックで販売されているものが多いですが、和菓子屋さんで購入したり、お餅をついた時に作った鏡餅は、お正月が過ぎる頃からカビが出来てしまいますよね。
どうしたら鏡餅に発生するカビを防ぐことが出来るのでしょうか?
また、お正月毎日お餅で飽きちゃった方へ、長期保存が出来て美味しいお菓子になる保存方法をお教えします。
目次
鏡餅のカビの予防方法
お餅のカビは、冷蔵庫に保存しても生えてしまうので、出来るだけカビを少なくする飾り方と、カビを発見した時の対処の仕方をご紹介していきたいと思います。
お餅が重なる部分にカビ防止シートを挟む
鏡餅で1番カビ始めるのは、一段目と二段目が重なっている部分です。
スーパーで切り餅のカビ防止のシートが売っているので、それをお餅の間に挟んでおくと、予防になります。また、夏場などに使うお弁当の防腐予防のシートがあれば、それで代用出来ます。
焼酎のあるご家庭では、キッチンペーパーに焼酎を浸し、お餅の間を拭いておく方法も手軽です(日本酒は匂いが残ってしまいますので、焼酎で!)。
まずはこういった方法で鏡餅のカビをなるべく防止するようにしましょう。お餅に雑菌を付けないため、ビニール手袋をして作業をする事をおススメします。
鏡餅のカビを発見した時の対象法
居間や室温の高い所・湿度の高い所は、限らずカビが発生しやすいです。上記のような対策をしていても、条件が揃えば鏡餅にもカビが生えてしまう可能性もあります。
もしも飾っている間に鏡餅にカビを見つけたら、すぐに対処するようにしましょう。すぐに対処することで、それ以上カビが広がるのを防げます。
やり方は、焼酎で拭き取ったり、少量のワサビやカラシをキッチンペーパーに付けて拭き取るという方法です。ワサビやカラシには防カビ効果があるため、カビが広がるのを防ぎます。
鏡開き後の鏡餅の保存方法
鏡開き(1月11日)の頃には、餅の表面がひび割れてカチカチになっています。手や木槌で割り、焼いたり煮たりしてお汁粉やお雑煮にして食べますが、お正月はお餅を食べ続けて、飽きてしまう事もありますね。
そんな時はお餅をしっかり乾燥させて、あげ餅にしてみませんか?
すぐ食べなくても良く、長期保存が出来て、時間に余裕のある時に作れるおススメのお菓子です。
あげ餅用のお餅の保存方法
飾り終わって表面が硬くなったお餅をザルなどに入れ、風通しの良い所で乾燥させます。
周りのひび割れを手で少しずつ割っていき、数日かけて徐々に小さくしていきます。
中心部まで小さくなったら、しっかりと水分を乾燥させ、ジップロックなどに入れて冷暗所で保存すれば、カビる事もなく1年でも保存は可能になります。
では、あげ餅の作り方を次の章でご紹介します!
鏡餅のおいしい食べ方は?
おやつのない時や急な来客の予定が入った時にも、揚げたてのおかきを出すと珍しがられ、喜ばれること間違いなしです!
乾燥させ、小さく割ったお餅を低温の油でじっくりゆっくり中心までしっかり揚げるだけで良いので、簡単です。中心まで揚がると油の中で大きく膨らみ、お餅が軽くなったら油からあげて下さい。
味付けはお餅が熱いうちに塩を振ったり、醤油を絡めたり、カレー粉をまぶしたり、粉チーズ、青のりなどなどお好きな味付けで食べて下さい!
色々な味付けで食べられるのも楽しいですよ。
まとめ
生の鏡餅はカビが発生しやすいですが、出来るだけ防いで、ぜひ無駄にせずに食べて頂きたいです。
鏡餅には年神様の魂が宿っていますので、捨ててしまうのは申し訳ないですし、あげ餅は本当におススメの食べ方ですので、ぜひ一度作ってみて下さい♪