安産祈願に最適な日として有名な、戌の日。
それと合わせて安産祈願のお守りとされているのが、「腹帯」です。
今回は、腹帯を巻く時期や、神社にお参りに行くときどう持参すればいいのか、最初から巻いていったほうがいいのかについて、まとめてみました。
目次
戌の日の腹帯とは?いつ巻くもの?
戌の日に腹帯をして安産祈願。定番のお参り方法として親しまれている風習ですが、このお参りの由来についてはご存知でしょうか?
戌の日というのは、十二支をそれぞれ一日に当てはめ、十二日ごとに巡ってくるサイクルのうち、「戌」に該当する日を指します。たくさん子供を産むのにお産が軽いという犬の特徴にあやかって、戌の日は安産祈願の日として広まっていきました。
また、腹帯は、妊娠5ヶ月目に入った戌の日にはじめて腹帯をしてもらう「帯祝い」で用いられることから、こちらも安産祈願とはとても縁深いアイテムです。
このことから、腹帯を巻く時期としては、妊娠5ヶ月目に入ってからが適しているということになります。身体の状態的にも、お腹が出てきてくるころとちょうど重なるため、ちょうどいいというわけですね。
該当する時期になったらぜひ意識してみましょう。
戌の日の腹帯を神社に持参する場合は巻いていく?
さて、戌の日の腹帯を神社に持参する場合は巻いていくほうがいいのでしょうか?
これについては、巻いていかないほうが良いかと思います。というのも、神社で安産祈願のご祈祷をしてもらう際、腹帯は祈祷のために台に載せられるため、巻いていってしまうとその場で解いたりといった面倒事が起こってしまいます。
とはいえ、買ったままのパッケージで持っていくのも気が引けるし…という場合は、一度開けて、布などで包んで持っていくのが良いでしょう。そのまま持っていくという方も少なくないので、むき身でも気にならない場合はそのままでもOK。
ちなみに、最近では腹帯もさらしタイプ以外にいろいろと形がありますが、神社によってはガードルのような形をしている腹帯はご祈祷を受けられない場合もありますのでご注意を。
腹帯は、神社で購入することも可能
自分で持参してご祈祷をしてもらうのももちろんいいのですが、実は腹帯は神社で購入することも可能です。購入というより、お守りなどを授けてもらうのと近いと考えたほうがいいかもしれませんね。
ご祈祷の初穂料と一緒に腹帯の初穂料を納めると、授けてもらうことができる神社があり、この場合は自宅から腹帯を持参しなくてもいいんです。
価格はご祈祷の初穂料よりも少し低めのことが多いですが、授与品とご祈祷がセットになっている神社もあります。(その分少々お高めですが)
人気の神社の場合は数がなくなってしまうことも。行こうと思っている神社が人気で、どうしてもその神社の腹帯がほしい!という場合は代理人の方に参拝してきてもらうのもいいかもしれませんね。
まとめ
神社によって多少差はありますが、戌の日の安産祈願はたいていの神社で行われています。
あらかじめ市販のものを買っておいて持参でもいいですし、神社の授与品でもかまいません。お好きな方を選んで、帯祝いの日を迎えましょう。