私たちの身体に異常がないかを調べてくれる人間ドック。会社で受けるようにと言われている方も多いと思います。
そんな人間ドックですが、胃腸も含めて検査をすることから、前日の食事には気をつけなくてはいけません。
事前に注意点をアナウンスされているかとも思いますが、「実は適当に聞き流していた」「注意しなければいけない点があんまり良くわからない」といった方のために、人間ドック前日の食事の注意点についてまとめてみました。
目次
人間ドック前日の食事の注意点
人間ドック前日の食事の注意点は、大きく分けて3つあります。
- 何時までに食べればいいのか?
- 水分は摂ってもいいのか?
- 結局どんなものを食べればいいのか?
以下、順番に見ていきましょう。
何時までに食べる??
まず、人間ドック前日の晩ごはんですが、だいたい何時ごろまでに食べれば良いのでしょうか?
一般的には、人間ドックの前日は夜の9時(21時)までに食事を済ませるのが望ましいと言われています。目安は21時ですが、どちらかというとそれよりも早く食べる分にはかえって推奨されるくらいなので、前日はなるべく早めに晩ごはんを済ませて、早めに就寝するのがおすすめです。
もちろん、普段から余り遅い時間にご飯を食べるのは良いことではないので、人間ドックの時だけでなく、気をつけておく必要があります。
水分は?
人間ドックの前に、水分は取ってもいいのでしょうか?喉が渇きやすい人にとっては死活問題でもありますよね。
検査の日は、検査時間の3時間前までであれば水のみ取ってもOKです。
「水分」ではないことに注目してください。
「水」だけです。
糖分が入っていないとはいえお茶やコーヒー、その他の飲料はNGですので、お気をつけ下さい。言わずもがなですが、コーラやジュースを飲むのは論外ですよ!
どんなものを食べればいい?
人間ドックの前日のご飯は、どんなものを食べればいいのでしょうか。
特に「これを食べなさい!」「これを食べてはいけませんよ!」という決まりがあるわけではないのですが、できればあまり重たい食事にはしないほうが良いでしょう。
例えば、塩辛いものや脂っこいものが中心のご飯にしてしまうと、検査結果に影響が出かねません。ですので、天ぷら・揚げ物・味のこってりしたメニューなどは避けるようにしたほうがいいと言えます。
かわりに、消化に優しい和食(おかゆ・うどん)や野菜スープなどの健康的なメニューを摂るように心がけましょう。
人間ドック前日の飲酒はOK?NG?
人間ドック前日に飲酒はしてもいいのでしょうか?
当然のことながら、人間ドック前日の飲酒はNGです。食べ物も10時間程度空けなくてはいけないのですから、当然ですよね。
飲酒してしまった状態で人間ドックを受けると、尿検査や血液検査の結果に影響が出てしまいます。また、胃や腸の検査に使うバリウムはアルコールと混ざると固まる性質があり、体内に大量のアルコールが残っていると危険です。
普段からお酒を飲むのが習慣になっている場合でも、人間ドックの前日くらいは控えるようにしてください。
普段から飲んでいる薬はどうする?
ちなみに、普段から飲んでいる「お薬」に関しては飲んでいても問題ない場合が多いです。
気になる方は、かかりつけの病院や人間ドックを受ける機関などに問い合わせてみてくださいね。
人間ドックの前日におすすめの食事メニュー
人間ドックの前日におすすめの食事メニューについてご紹介します。
先ほども述べた通り、人間ドックの前日には、消化に優しいメニューを摂ることがおすすめされます。ですので、おすすめの食事メニューとしては、以下のようなものが挙げられますね。
- うどん
- おかゆ
- 野菜スープ
- 飲み物は水か白湯
なお、体にいいと言っても根菜類は避けたほうが良いので、前述のメニューでも、根菜が含まれないものにするとなお良いです。根菜には食物繊維が多く含まれているため、消化しづらいというのがその理由になります。
根菜とは、カブ・ごぼう・さつまいも・さといも・だいこん・にんじん・じゃがいも・れんこんなどです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
いろいろと気をつけなくてはいけないけれど、ついつい忘れてしまいがちな人間ドック前日の食事。今年こそはちゃんと準備して、正しい検査結果につながるといいですね。