前回の記事ではITパスポートの試験日や参考書、過去問についてご紹介しました。
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⇒ITパスポートの試験日はいつ?参考書の選び方と過去問無料ゲット法
今回は皆さんも気になるであろう合格点、合格率、合格するのに必要な勉強時間についてご紹介します。
目次
ITパスポートの合格点は何点から?
ITパスポートは3部門、合計1000点満点で採点を行います。公式HPや色々なサイトを見ると、以下の様な合格基準点の設定を確認することができます。
マネジメント系 300点以上/1000点
テクノロジ系 300点以上/1000点
一見すると合計点が3000点の試験に見えますが、分野別評価点の意味するところは各分野で最低3割の正解率が無ければ、トータルの総合評価点が600点を超えたとしても不合格になるということを意味しています。
どれか極端に苦手な分野があると、トータルの総合評価点が合格ラインを超えていても不合格になってしまうので注意が必要だということですね。
言い換えると、各分野で最低3割以上の正解率をキープしつつ、全体でも6割以上正解するれば合格できるということでもあります。
ちなみに各分野の出題範囲は、
となっていますので、実はパソコンやITの知識だけでは合格出来ないのです!
様々な分野の知識を満遍なく持っていないといけないのが、ITパスポートの難しいところです。
ITパスポートの合格率はどのくらい?
ITパスポートの合格率は50%前後となっています。平成28年度4~6月の3か月間では、全受検者15502人に対し、合格者は7785人。ほぼ半数の方が合格しています。
前章で合格点の基準や出題範囲の幅広さについてご紹介しましたが、「全部満たすのは大変じゃない?」「パソコンやITの知識だけじゃ受からないの!?」と驚いた方もいるでしょう。
ですが、意外と合格率は高いんです(^^)
職業別で見ると、社会人の合格率が56%前後、学生の合格率が40%前後となっています(受検者数では社会人7:学生3程度)。
学生に関しては、高校生が30%前後、大学生が50%弱、大学院生が70%超となっています。社会人に関しては、IT系企業の社員さんより、非IT系企業の社員さんの方が合格率が高いというデータが出ています。これは意外なデータですね!
全員を均すと50%ということになります。「国家資格」ということを考えると、割と取りやすい資格と言っても良いかと思います。
ITパスポート合格するにはどのくらい勉強時間が必要?
では、ITパスポートに合格するにはどのくらい勉強時間をかける必要があるのでしょうか?
これは予備知識の有無に大きく左右されます。すでにある程度知識がある人は、知識のない部分だけを習得すれば良いため、必然的に勉強時間は少なくなります。
私は10日間の勉強期間で合格することが出来ましたが、経営の知識も、マネジメントの知識も、コンピュータシステムの知識も乏しかったので、就活の合間を縫いながら、10日間暇な時間を参考書読みに充てていました。どこに行くにも参考書を持ち歩いて、電車の移動中、選考の待ち時間、授業と授業の間の休み時間なども読んでいました。
あとはやる気の問題もあります。自分から受けたい!と思って受ける人と、他人から言われて受ける人では、同量の予備知識でも、前者の方が早く身になると思います。私は「取らなければいけない」という状況だったので、とにかく切羽詰まっていましたが、何としても受からなきゃ!という思いがあったからこそ、10日で取れたのではないか、と思っています。
ただ、前回の記事でもご紹介した通り、ITパスポートはほぼ毎日受検することが可能なので、「この日までに絶対取らなければならない!」という方以外は、自分が納得するまで勉強してから申し込むことが出来ますよ!
まとめ
ITパスポートは出題範囲は広いものの、国家資格の割りに合格率が高く取りやすいため、個人的にはおススメの資格です。
私は切羽詰まって10日で取ったものの、得点は600点台だったため、合格と言えど、割とぎりぎりの点数になってしまいました。
知識があってやる気がある人なら、数日の勉強でも取れるそうですが、私としては、出来れば時間をかけて知識を身に着けてから受けることをおススメします!
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