皆さんはホワイトハッカーをご存知ですか?
ホワイトハッカーとはコンピュータやネットワークに対して高い技術や知識を持つ人を指す「ハッカー」のうち、その技術を善良な目的のために活用する人のことを指します。具体的には、サイバーテロ攻撃対策などに、その技術を生かすスペシャリストがホワイトハッカーです。
少しずつテレビなどでも取り上げられるようになってきたので、将来的にホワイトハッカーを目指したいと思う方や、お子さんをホワイトハッカーにしたいと思う親御さんも増えてきているようです。
今回はそんなホワイトハッカーという職業にスポットを当てて、必要な資格の有無や、勉強法、お給料などについてご紹介致します!
目次
ホワイトハッカーになるには資格が必要?
冒頭でホワイトハッカーとは高い技術と知識を持った人ですよ、とご紹介しました。では、ホワイトハッカーになるために、必要な資格などはあるのでしょうか?
単刀直入に言うと、「この資格がないとホワイトハッカーにはなれません!」という資格はありません。また、募集している団体によって、応募条件がそれぞれ異なるという点にも注目です。
例えば、NISC(内閣サイバーセキュリティーセンター)が任期付き職員としてホワイトハッカーを募集した際には以下の3つの応募条件がありました。
- IT系の高専 もしくは 大学卒であること
- IT・セキュリティ分野での研究実績がある もしくは 実務経験5年以上 もしくは 情報処理技術者試験(高度試験)と同等以上のIT・セキュリティ関係の資格を持っている人
- 英語能力がある人
これら全てを満たす人のみ、NISCのホワイトハッカーに応募出来ました。
これはあくまでもNISCの応募条件ですので、応募先が違えば条件も変わってくる可能性がありますが、一つの基準として参考になるのではないでしょうか。
いずれにせよ、「この資格がなければホワイトハッカーにはなれない」ということはないようです。必須の資格がないところを見ると、資格はあくまでも「このくらいの知識はありますよ」という目安程度になりそうですね。
ホワイトハッカーになるにはどんな勉強をすれば良い?
必須な素養のうち、いくつかをご紹介します
今現在、日本にはホワイトハッカー育成を明確に掲げた学校や学科はありません。現状、上記に挙げたような知識が得られる勉強をすることが、ホワイトハッカーへの近道ということになります。
ですので、将来ホワイトハッカーを目指したいという場合は「情報セキュリティ」を一つのキーワードとして専門学校や大学を選ぶと目当ての勉強がしやすいです。
気になる学校があれば、何校か資料を取り寄せて比較検討してみましょう。資料請求は無料です。
政府がサイバーセキュリティに力を入れているため、近い将来ホワイトハッカー養成学校が出来るかもしれませんね。
ホワイトハッカーはどのくらいお給料がもらえる?
ホワイトハッカーには、上記で紹介したような国の機関に所属する方もいれば、民間企業の中で活躍する方もいらっしゃいます。
民間企業にホワイトハッカーで採用されている方のお給料は年収1000万円超という方が大勢いるそうです。やはり高度な技術・知識を要し、業務をこなせる人が限られるので、給与水準はかなり高くなっています。
一般的なSE(システムエンジニア)の平均年収が、500万円前後と言われていますので、いかに高いかはお分かりいただけますね。
海外のホワイトハッカーだと、年収1億円超という方もいるそうです!それだけ責任の重い、大変なお仕事ということでもあります。
まとめ
今回は職業としてのホワイトハッカーについてご紹介しました。
様々な素養と技術力を要する、かなり大変そうなお仕事でしたね。今後ますますIT社会が加速し、ホワイトハッカーの注目度がさらにあがること間違いなしですね!