春になるとスーパーや八百屋さんの店頭に生のたけのこが並びます。
水煮のたけのこは一年中店頭にありますが、生のたけのこは出回る時期が短いためお料理できる期間も限られます。このチャンスを逃すのはもったいないです。
「料理するの難しそう」と考えてないで、トライしてみませんか?今回は、生のたけのこのお料理に欠かせないあく抜きのやり方についてまとめています。
生のたけのこから作ったたけのこ料理は、歯ごたえも香りも格段に美味しいですよ!春の味、感じて下さい!
目次
たけのこのあく抜きは重曹やぬかを使うと便利です
生のたけのこは買ってきてそのままでは料理出来ません。必ず下茹でをしてあく抜きをして下さい。
たけのこは鮮度が落ちるとあくが強くなるので、購入したら早くあく抜きして下さいね。売っているたけのこと一緒に、こめぬか(有料だったり無料の店があります)と赤唐辛子を使ったり、重層を使うあく抜き方法が一般的です。
まずは、オーソドックスなこの二つのあく抜き方法からご説明します。
たけのこのあく抜きにぬかを使う場合
たけのこのあく抜きにぬかを使う場合は、以下の手順で行いましょう。
- 外側の硬い皮をむいてから穂先を斜めに切り落とし、火の通りを良くする為に縦に切り込みを入れます。
- 鍋にたけのこがかぶるくらい水を入れて、こめぬか一袋と赤唐辛子二本を入れ沸騰させます。ふきこぼれない様に鍋の様子を見ていて下さいね。
- 弱火にして竹串がスーッと通るまで茹でます。たけのこの大きさや鍋によりますが30分から1時間位かかります。
- 茹で上がったら茹汁に浸けたまま冷まします。冷めたら皮をむいてから水洗いします。
直ぐに調理しない時は水を入れた容器にたけのこを入れて冷蔵庫で保存します。水は毎日取り換え、早めに使い切りましょう。
ここで私のとっておきの裏技をお教えしましょう。手順3を少し変更します。弱火で10分程茹でたら、火からおろして お鍋を毛布にくるんで2時間くらい置いておくだけで 柔らかくなります。
たけのこのあく抜きに重曹を使う場合
重曹を使ってもたけのこのあく抜きをする事が出来ます。
重曹は100円シヨップで売っている掃除用ではなく、食品売り場にある食品用の重層を購入して下さい(箱にタンサンと書いて あるものもあります。)重曹を使う場合は皮をむいてから茹でます。皮と下の方の硬い所をそぎおとしておきます。
- 1㍑の水に小さじ1杯の割合で重曹をいれて、皮をむいたたけのこがかぶるくらいの水で茹でます。
- 水が沸騰したら弱火にして30分位茹でます。(たけのこの大きさによって時間はかわります)竹串がスーッと刺されば茹で上がりです。
- 茹で上がったら茹汁に浸けたまま冷まします。冷めたら皮をむいてから水洗いします。
ぬかと唐辛子の代わりに重曹を入れる以外は、基本的に同じです。
重曹・ぬかなしの場合はとぎ汁を利用すれば簡単!
もし、ぬかも重曹も無いという方はお米のとぎ汁であくぬきをする方法があります。
- とぎ汁の白く濁っている成分=ぬか
なので、ぬかであく抜きをするのと同じ効果が期待できます。
あく抜きの方法も簡単で、お米を研ぐ時に出る白い水を鍋にためて、その水でたけのこをゆでるだけです。その他の手順に関しては、ぬかを利用する場合と同じです。
※とぎ汁は濃い方がしっかりあく抜きが出来ますよ^^
たけのこのあく抜きは圧力鍋を使うと時間が短縮できます
たけのこが沢山ある時は圧力鍋を利用すると手軽です。圧力鍋を使用する時のあく抜きの手順手順は以下の通り。
- たけのこは皮をむいて 下の方の硬い所をそぎおとしておきます。
- 鍋にたけのことだしパックに入れたぬかか濃いめの米の研ぎ汁を入れ10分から15分加圧して、そのまま冷まします。(加圧の時間はたけのこの量や鍋により多少変わります。)
冷めたらたけのこを水洗いして水をはった容器に入れて、冷蔵庫で保存します。容器の水は毎日取り換えて、早めに食べましょう。
まとめ
めんどくさいと感じるかと思いますが、意外と手間はかかりませんので是非チャレンジしてみて下さい。
たけのこ御飯、若芽との煮物、ふきとの炊き合わせ、天ぷら、お味噌汁等々メニューは沢山あります。旬の食べ物を是非手作りで味わって下さいね。