新生活や新学期が始まり、一段落する5月。ちょうど一息ついてしまう時期に当たることから、疲れがどっと出て無気力になってしまう人も少なくありません。
「もしかして自分、五月病?」と心配になることも…
よく聞く五月病のチェックポイントや、原因などについて確認していきましょう。
目次
もしかして五月病?こんな症状が現れたら要注意!
典型的な五月病の症状として、以下の6つが現れたら注意をしましょう。
- やる気がでない
- 食欲不振
- 不安感
- 眠れない
- 疲れた感じ
- 焦り
症状の程度がどのくらいで五月病となるかは難しいところですが、新学期や新生活が始まってすぐには感じなかったような不調がここ最近続いているな…と感じたり、スタートダッシュした時に比べると頭の働きが鈍くなったような気がすると感じたら軽い五月病と思って間違いないのではないでしょうか。
放置しておくと、本格的なうつ病などに発展してしまう危険性もありますから、自分ひとりではどうしようもできない!と思った場合は、本当に何もしたくなくなってしまう前に、一度休息をとって病院に行くことをおすすめします。
五月病は特に受験を終えたばかりの大学一年生に多く、毎年五月に無気力になってしまい、そのまま勉学への意欲を無くしたことから中退してしまう学生さんは少なくありません。
五月病になってしまう原因とは?
そもそも、五月病になってしまう原因はなんなんでしょうか?
一般的に最も言われているのが、年度がかわり新学期を迎えて新しい生活で大きな変化があった人が、その変動についていけないままゴールデンウィークを迎えたことで一気にたまった疲れが出て発症してしまうという流れです。
小中学生や高校生でも起きる可能性はありますが、自宅外通学などで一人暮らしを始めることが多い大学生や新社会人のほうが、より不安定で変化が大きいため発症することが多いと言われています。
どんなタイプの性格が五月病になりやすいの?
精神科的には、「適応障害」「うつ病」として分類されています。
このため大雑把なタイプよりも、比較的真面目で頑張りすぎてしまう人がなりやすいと言えるでしょう。
五月病とは言いますが、新生活を無理して頑張りすぎると時期を問わずなってしまう恐れがありますので、
これから新生活を迎える、という場合は季節に関わらず気を付けるようにしてください。
五月病はいつまで続く?いつ治るものなの?
やる気も出ず、食欲もわかず、なんとなくだるい…つらい五月病の症状はいつまで続くものなのでしょうか?
一説によると、人間の体の疲れはストレスを受けてから一ヶ月後に出るのだそうです。このことから考えると、4月の疲れが出てしまって起きた五月病が改善するのには、一ヶ月くらいの猶予を見ておいたほうがいいといえます。
ただし、「五月病かもしれないな…」と気づいてからも無理をし続けると、悪化して本当に「うつ病」を発症してしまうこともあります。
五月病が疑われる症状が出てきたなと思ったら、一ヶ月は休養を中心とした生活を続けて、体をゆっくり休ませてあげましょう。
そして、一か月を過ぎても症状が改善しない場合は、一度病院を受診することをおすすめします。
まとめ
「なんとなくだるい…」というような症状が出ることもあり、速攻で改善することが難しい五月病。
何より、無理に頑張りすぎて重症化することは避けなければいけません。誰にでも起こりうる身体の自然な反応だと受け止め、しっかりと体と心と休めることが大切です。
この時期に決して無理をしないことが、元気を取り戻す方法でもあります。