親戚から、山で摘んで来たからとわらびをいただきました。 あく抜きして食べてね!と言われましたが、どうしたらいいんでしょう?
スーパーや八百屋さんでは、もうあく抜きがしてあるわらびしか売ってませんよね。なので、生のわらびをもらってもどうしたら良いか解らない、と言う方に重曹、灰、小麦粉を使ったわらびのあく抜きの方法をご紹介します。
コツさえおさえれば簡単に出来ますので、鮮度の良いうちに是非やって下さい!
目次
わらびのあく抜き方法①重曹を使う場合の量と時間
代表的な方法としては、重曹を使うやり方です。重曹はお掃除用では無く、食品売り場にある重層(タンサンと書いてある商品もあります)を必ず使用して下さい。
- わらび 200グラム
- 水 2㍑
- 重層 大さじ1杯(水の1%以下で)
- 大きな鍋に水を沸かし、弱火にしてから重曹を入れて溶かします。(火が強いと溢れるので必ず弱火で)
- 重曹が溶けたら、火を止めて2~3分置いて湯の温度を少し下げる。水の温度が高過ぎると、わらびが柔らかくなりすぎてしまいます。
- お湯が少し冷めたらわらびを入れて、水面に浮いてこない様に落し蓋をして、8時間程置きます。(蓋はしてはいけません。色が悪くなります。)
- わらびを水洗いして、たっぷりの新しい水に12時間さらす。途中で水が緑色になってきますので、何回か替えて下さい。
重曹は安価でてに入り、たけのこや、ぜんまいのあく抜きにも利用出来るので常備しても良いかと思います。熱湯に重曹を入れる時に吹いてくるので、大きな鍋で6分目位の水の量位にしておいた方が安心です。
わらびのあく抜き方法②灰を使う場合の量と時間
灰であく抜きをするという、昔からの方法があります。
- わらび 200グラム
- 灰 30グラム
- 水 1㍑
- わらびの根元を1cm 位切り落として、切り口に灰をつけます。
- 鍋にお湯を沸かし、わらびを入れ、残りの灰も入れて20秒程茹でます。わらびの太さにより 茹でる時間は加減します。一本取り出して、押してみて少し硬い位が丁度良いです。
- わらびが浮いてこない様に落し蓋をして一晩置きます。
- 水洗いして、新しい水につけてさらします。途中で何回か水を取り換えて下さい。
灰であく抜きをするとしっかりえぐみも残らないできちんとあく抜きが出来ますが、都心では灰を手に入れるのが難しいと思います。(地域によっては生のわらびと一緒に売っている所もある様です)
わらびのあく抜き方法③小麦粉を使う場合の量と時間
小麦粉を使った方法が一番手軽かもしれません
- わらび 200グラム
- 小麦粉 大さじ4
- 塩 小さじ2
- 水 1㍑
- 鍋に水を入れて小麦粉と塩を泡立て器でしっかり溶かします。水のうちにしっかり溶かします。
- 水を沸かします。その間も小麦粉が沈殿して鍋を焦がさない様にかき回しておきます。
- 沸騰したらわらびを入れて、再沸騰後3分茹でます。
- 良く水洗いして10分から1時間水にさらします。
家にある小麦粉であく抜きが出来、時間もかからないので、お手軽な方法です。小麦粉がだまになると鍋を焦がしてしまいますので しっかりかき混ぜながら、あく抜きして下さい。
まとめ
どの方法も容器に水を入れてわらびを浸し冷蔵庫で保存すれば3日位はもちます。毎日水を取り換えるのは、忘れない様にして下さい。
天ぷら、煮物、炒めものなど春の味を堪能して下さいね。