皇祖神である天照大神が祀られている、伊勢神宮。
多くの神社の総本山であり、江戸時代には庶民たちがこぞって「お伊勢さん参り」を行った、歴史の長い観光地でもあります。
おすすめの参拝ルートと、所要時間、参拝時の作法の注意をおさらいして観光に役立ててくださいね。
目次
伊勢神宮のおすすめ参拝ルート
伊勢神宮のおすすめ参拝ルートを見ていく前に、簡単に基礎知識をおさえておくと便利なのでご紹介します。
伊勢神宮には、
- 内宮(ないくう)
- 外宮(げくう)
と呼ばれる2つのお宮さんがあります。
それぞれ祀られている神様が違い、皇祖神である天照大神が祀られているのはこのうち内宮のほうです。「伊勢神宮」と一般的に言った場合は、たいていこちらの内宮の方を指していることが多いです。
もう一方の外宮は、食物や穀物・豊穣を司る豊受大神という神様を祀っています。
「内宮とどういう関係があるの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、この外宮に祀られている豊受大神は、実は内宮に祀られている天照大神の食事を司っている神様です。
このため、ほど近い場所に内宮と外宮がある、というわけなのです。
ここまでの知識を踏まえた上で、おすすめの参拝ルートをご紹介すると、外宮→内宮の順番がおすすめです。
外宮と内宮の関係上、古くから伊勢神宮は外宮を参ったあとに内宮へ参拝するものとされています。そのため、交通手段を問わず、外宮→内宮の順に参拝するのがよいでしょう。
とはいえ、内宮のほうがそれなりに広いことから、時間がない場合は内宮だけでも構いません。
参拝のあとは、おかげ横丁で赤福やさつま揚げなどを頬張るのもおすすめです。
伊勢神宮の参拝にかかる所要時間は?
次に伊勢神宮の参拝にかかる所要時間について見ていきましょう。内宮と外宮は離れているので、それぞれ別途に所要時間を書いていきますね。
外宮の参拝は、敷地の広さから考えておおよそ一時間くらいを見ていたほうがよいです。敷地にある他のお宮も参るとさらにかかると思っておきましょう。
初めて行くと、その広さにまず驚くかもしれません。小さい神社しか見慣れていない人が訪れた場合、どこに本殿があるのかわからないくらいです。
どちらにせよ、過去の訪問経験から伊勢神宮に行く際は、その日はそれ以外の観光は入れないほうが良いです。一日かけてのじっくり観光をおすすめします。
伊勢神宮の参拝で気をつけたい作法
最後に、伊勢神宮の参拝で気をつけたい作法についてです。
伊勢神宮に限らず神社全般での作法ですが、神社についたら参拝の前に「手水(ちょうず)」で手と口を清めましょう。作法については伊勢神宮の公式ホームページでも動画が掲載されていますが、左手から行うのがルールです。
また、参拝時には「二拝二拍手一拝」を行うのが神社での作法。お寺と違ってちゃんと二回手を打つ必要があります。
伊勢神宮独特のルールとしては、先ほどから述べている「外宮→内宮の順での参拝」の他に、内宮と外宮で通行時に通る方向が異なるというものがあります。外宮では左側通行、内宮では右側通行です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本の神社の最高峰といってもいい、伊勢神宮。ぜひ参拝して、活力をもらってきてくださいね。
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